特に多いのは、さまざまな人間関係に関するご相談です。仕事上の対人関係、また友人や仲間同士などさまざまな人間関係があります。そのどんな関係においても、当院でまずお話するひとつの基準は、「“嫌い”はOKですが、“大嫌い”はNGです」ということ。“大嫌い”になってしまうと、コミュニケーションが取れなくなってしまうためです。
“大嫌い”のメカニズムはさまざまあります。その半分は“大好き”が行き過ぎてしまって、見るのも嫌だ、という逆の気持ちになってしまうパターン。もうひとつは見た目が嫌と感じてしまう「食わず嫌い」というパターンです。
人は自分と同じではありません。「わからなくて当たり前」という気持ちを持つことも対人関係をうまく行かせるためには必要です。
また、仕事関係やお母さん同士の付き合いの中で「友達をつくる」必要はないわけです。ただし、仕事や親同士の関係を円滑に回すだけの関係は必要です。そのため、必要以上に「人に理想を求めすぎない・自分で考えすぎない」というのも、さまざまな症状を緩和させるひとつの考え方としてアドバイスしています。
もちろん、場合によっては投薬・セラピー療法・カウンセリング・整体・アロマテラピーなどで、患者さんのつらい症状を和らげる、さまざまなアプローチを行っております。